2009年3月24日火曜日

Ubuntuで起動時刻を取得する

 PCの稼動時間は uptime コマンドで取得できますが、
$ uptime
20:19:56 up 9:24, 3 users, load average: 0.11, 0.20, 0.21
起動した日時を取得するには last コマンドで取得できます。
$ last -R -1 reboot
reboot system boot Tue Mar 24 10:55 - 20:20 (09:24)

wtmp begins Sun Mar 1 16:13:24 2009
あるいは、
$ last -R -1 reboot | grep boot |  awk '{print $4, $5, $6, $7}'

Tue Mar 24 10:55
で抜き出すとか。

 後は現在時刻からuptimeで得られる稼働時間を引けば起動時刻が求められるので、計算して得るなら以下のようなシェルスクリプトを用意し、

#!/bin/sh
# last updated : 2009/03/24 19:41:43 JST
# 起動した時刻を表示する。

UPTIME=`cat /proc/uptime | awk '{print $1 }'`
NOW=`date +"%s"`
STIME=`echo "$NOW - $UPTIME" | bc`
awk 'BEGIN{print strftime("%c",'"$STIME"');exit}'
starttime.sh などという名前で保存し、実行すれば、
$ starttime.sh

2009年03月24日 10時55分08秒
などと表示される。perlやrubyに慣れている人ならワンライナーでもっと簡潔に書けるでせう。

 ちなみになんの役に立つのかはわからない・・・

2009年3月13日金曜日

Ubuntuで Twitter

 普段は twittering-mode を使用しているのだけれど、万人に勧められるものではないし、いろいろ他のtwitterクライアントを試してはみても、どれもいまいちしっくりこないというか。
 そこで今回 twitte.rb というクライアントがなかなかいいのでご紹介。


インストール

 必要なパッケージを事前にインストールします。
sudo apt-get install libglade2-ruby libgconf2-ruby libopenssl-ruby
ポップアップ通知を有効にしたいなら、libnotify-bin も入れておきます。
sudo apt-get install libnotify-bin

次に twitte.rb の最新版をここから落としてきます。
落としてきたら展開して適当な(今回は~/bin/以下にします)ディレクトリに、展開した中身を移動しておきます。

実行の仕方

 twitte.rb を実行するだけです。
~/.bashrc
alias twitte='~/bin/twitte.rb'
と別名定義しておき、端末から、
source ~/.bashrc
と即座に反映しておけば、次回から twitte とするだけで twitte.rb が実行されます。

使い方


初回起動時に設定画面が表れますので、twitterアカウントパスワードを入力してあげればOKです。



 設定の細かい部分は本家を参照するといいでしょう。

 設定が終ったら、メイン画面の下のメッセージエリアに適当に呟きを入力してリターンキーを押せばPOSTされます。

2009年3月9日月曜日

Emacs23 で Wanderlust

Emacs23 で Wanderlust で日本語フォルダが扱えなかった。他にネットで似たような情報がなかったので、うちだけの問題なのだろう。けっこうごちゃごちゃいじってあるので、自分でもわけがわからないw
 wl付属のutf7.el を削除すれば直ったというケースもあるようだけど、うちでは無理だった。
凹んだ(×_×)

 でまあ、emacs23になってから utf7 まわりがおかしいのだろうなと思っていたのだけど、wl のデバッグログを眺めていたら、デコードされたフォルダ名の先頭に空白が・・・・・・・・BOMだったorz

原因が判明したのでググって、 /usr/share/emacs/23.0.60/lisp/gnus/utf7.el に以下の変更を。

(defconst utf7-utf-16-coding-system
(cond ((mm-coding-system-p 'utf-16-be-no-signature) ; Mule-UCS
'utf-16-be-no-signature)
((and (mm-coding-system-p 'utf-16-be) ; Emacs 21.3, Emacs 22 (BOM?)
;; Avoid versions with BOM.
(= 2 (length (encode-coding-string "a" 'utf-16-be))))
'utf-16-be)
+ ((and (mm-coding-system-p 'utf-16be) ; Emacs 22 and later
+ ;; Avoid versions with BOM.
+ (= 2 (length (encode-coding-string "a" 'utf-16be))))
+ 'utf-16be)
((mm-coding-system-p 'utf-16-be-nosig) ; ?
'utf-16-be-nosig))
"Coding system which encodes big endian UTF-16 without a BOM signature.")
Emacs23 になって utf-16-beutf-16be になっているせいらしい・・・なんでやねん。

 同じようにwl付属のutf7.elも変更しないといけないのだけど、こちらは ~/.wl にバージョン判定で切り抜けるようにした。

(cond ( (string-match "^23\." emacs-version)
(defconst utf7-utf-16-coding-system
(and (fboundp 'find-coding-system)
(find-coding-system 'utf-16be))
"Coding system which encodes big endian UTF-16.")))

 結果は、見事に動作するようになった。 

・参考
 http://d.hatena.ne.jp/defiant/20081112/1226461505
 http://article.gmane.org/gmane.emacs.bugs/16892

2009年3月5日木曜日

ubuntuでフォルダ管理型の音楽プレーヤー

 iTunes 登場以来、ライブラリ管理型の音楽プレーヤーが主流になっていきました。Ubuntu だと、 rhythmbox や Amarok がそうです。
 これはこれで便利なのですが、大変重いという欠点があります。そもそもライブラリ型プレーヤーが登場する前は、みんなフォルダにアルバム名やアーティスト名などを付けて管理していました。
 こうしたフォルダ管理に慣れている人にとっては鈍重なライブラリ管理型ミュージックプレーヤーはなかなか馴染まないものです。
 そこで、フォルダ管理型音楽プレーヤ、 Decibel Audio Player の出番です♪



インストール

sudo apt-get install decibel-audio-player

使い方

 使い方は至って簡単です。
 起動したら、メニューから設定画面を呼び出し、File Explorer にチェックを入れ(最初から入っているかな?)



設定ボタンを押して、音楽フォルダをどんどん登録していきます。



 後は左側のペインから聴きたい音楽やフォルダ上で右クリックし、演奏を選ぶだけです。
 Playlist にも対応していますので、自由に再生リストを作成することも出来ます。
 これだけです。シンプルでamarokに比べてメモリも食わなければ余計なこともせず、ひたすら音楽を流し続けるにはもってこいのプレーヤーでしょう。

2009年3月2日月曜日

ubuntuで使える、いろんなネットワークモニタ

 いろいろありすぎるので、簡単な紹介だけ。実際い使ってみた方がはやいでしょう。

bwm-ng

 見てのとおり、実にわかりやすいですね。終了は、q キーで。



nload

 これもbwm-ngといっしょですね。棒グラフで転送量が分かります。終了は、q キーで。



vnstat

 統計に特化したモニタ。もちろんリアルタイムでの観測も可能。
 インストールすると5分置きに記録する。
 インストールしてすぐに起動するとデータベースがないかデータが足りなくてエラーになる。
 その時は、
sudo vnstat -u -i eth0
 としてデータベースを構築してあげよう。
 後は以下のオプションを指定してあげれば、さまざまな統計データが得られる。
 見ていて楽しいですね。

月別-m
週別-w
日別-d
24時間-h
top10-t
リアルタイム-l


 どんなイメージかは公式サイトが詳しいので、そちらをどうぞ。

speedometer

 時間軸に沿って転送量がグラフで流れていくという、オーソドックスな表示のモニタ。
 起動は、
~$ speedometer -tx eth0 -rx eth0



iptraf

 見た目が分かりやすい、定番のモニタ。
 起動すると、メニューから機能や設定を選べる。



iftop

 転送速度を横棒グラフで表示してくれる。
 シンプルで見やすいですね。





 以上、簡単な紹介でした。実際に使用してみれば、すぐわかると思います。どれも簡単な操作で使用できますし、直感的に扱えるかと。
 他にも、 ntop とか NetHogs とかまだまだ類似のツールがありますので試してみるのもおもしろいでしょう。