2009年11月29日日曜日

ubuntu で ext3からext4へ移行してみた

 ファイルシステムをext3からext4へ移行しました。本当はしっかりとした移行記事を書こうかと思ったんですが、普通じゃないやり方してしまって参考にもならないのでやめました(^_^;) ので、感想だけ。

 ext3からext4への移行は、ext3のマウントオプションをext4に指定してやればそのままext4として扱えるんですが、これだとext4本来の機能を利用した状態にはならず、ext4本来のパフォーマンスを発揮することは出来ません。というか意味がない。
 ですので、ext4本来の性能を体感したい、というかちゃんとext4を利用したいのなら、ext4でフォーマット仕直し、そこへファイルを書き戻すといったことが必要です。

 で、LiveCDから起動し、中身をせっせとバックアップしてext4でフォーマット仕直して、バックアップを戻すという作業をしました。もちろんUUIDが変わるので、fstabやgrubなども書き換えてね。

 そして再起動。

 いきなりびっくり。ubuntu 9.10があっというまに立ち上がるんです。デュアルブートのXPよりも速い。ext3の時はこんなものでしょうっていう起動速度だったんですが。
 そして実際にログインして使てみると、速いこと速いこと。ext4ではやっとエクステントベースになったのですが、これによってメタ情報がぐっと少なくなりました。ext3のブロックベースですと1GBのファイルに必要な管理情報は1MBも必要でした。メタ情報のやり取りだけでI/O処理がそれなりにかかっていた事を考えると・・・
 具体的にはfindやduなどのメタ情報を検索するコマンドの速度におおいに違いが表れます。
 数千個のファイルがある、GB単位のディレクトリなど、du で容量を調べるにはそれなりの時間がかかりましたが、ext4だとあっという間に合計容量が返ってきます。

 最初は保守的にシステムだけをext4にして/homeはext3でなんて考えていたんですが、あまりにも良いので全部のパーティションをext4にしてしまいましたw

 ext4は十分に問題なく使えるFSだと思います。

2009年11月22日日曜日

ubuntu 9.10 アップグレードメモ

 遅ればせながら ubuntu 9.10 にアップグレードしましたのでメモ。
 今回の目玉は起動速度がさらに速くなった? なんとなくそんな気がしないでもない。


  • アップグレードはCLIから行なった。
  • sdic-eijiro でエラーが出てアップグレードを強制終了せざるを得なくなった。
  • その後、sudo apt-get install -f をかけた。
  • synapticからいらないパッケージを削除。
  • emacs関係を入れ直した。使えるのはemacs22 emacs23 emacs-snapshot かな。
  • emacsのフォントまわりがまた変更されているみたいだ。おかげでまた再設定。
  • dmesg でみると、i801_smbus: probe of 0000:00:1f.3 failed with error -16 と出てる。
    カーネル2.6.31のリグレッション エラーらしい。おかげでCPUの温度が取得出来ない。
  • icewm は特になにもしなくても問題なし。自前でパッケージ作る必要がなくなったようだ。
  • mlterm はまた256色対応patchを当てなければorz


 暫時追加予定。
 とりあえず問題は sensors で温度やファンの回転数が取得出来ないのが問題かな。mrtg でグラフ化しているので。まあサーバーというわけでもないので単に自己満足のグラフ化なのでいいですけど・・・

 しばらく様子を見て、問題がなければ、/ をext4でフォーマットしなおしてみようかなと思います。やっぱり最大のメリットはext4ですからね。/home はext3のままでいきますw


●2009/11/24 追記:
 i801チップがエラーになるのは、カーネルオプションで acpi=off にすることで回避出来た。当座はこれでいくか。
 / をext4 にした。そのうち書く予定。